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6月 10, 2023

【インター淡水用品】水質を知ろう。TH編

Posted in : インター器具ブログ on by : インター店 器具コーナー

こんにちは‼
今回は水質知ろうということで、皆様は定期的に水質検査を行っていますでしょうか。水槽の水は「透明=きれい」という訳ではありません。魚や水草にとって有害なものは目に見えなかったり、無色の場合もあります。そのため、ご自宅の水槽の水質を知ることで、水換えのタイミングや魚や水草の調子が悪い時の原因がわかる可能性もあります。

今回と次回のブログでは、水草水槽をやっている方には特に見ていただきたいです。
いろいろ計測する項目がありますが、今回は「TH」です
「TH」とは総硬度のことを指します。総硬度は水中の「カルシウム塩」「マグネシウム塩」の総量のことです。では、その総硬度がどのような影響を与えるのかというと、総硬度が高い値だとpHが下がりにくい傾向(アルカリ性より)になります。また、総硬度が低いとpHが下がりやすい傾向(酸性より)になります。

総硬度が低い場合(軟水)であれば、主な淡水魚や水草は軟水(酸性より)を好むので、すぐには影響は出にくいです。しかしpHが下がりすぎる可能性はあるので、はやく水換えを行うなどして対策をしましょう。
しかし、総硬度が高い場合(硬水)だと、pHが高いままになるので、酸性よりの水質になりにくいです 。そのため、主な淡水魚はもちろん、水草は成長が阻害されてしまいます。水換えをしても一般的な水道水は中性~弱アルカリ性が多いためなかなかpHが下がりにくく対策もしにくいです。

では総硬度の値が上がる原因は何なのかというと、主に「石」です。
レイアウトには欠かせないものですが、かなり原因になっていることが多いです。特に龍王石などの白っぽい石は硬度を上げやすいです。なので、水槽に入れる際は気をつけて使いましょう。
その他の原因は「水道水」などが挙げられます。

それでは「TH」を計測する際におすすめな商品をご紹介します。

RIVERA GHの値もわかる総硬度テストキット TH

総硬度測定範囲:10~300mg/l
測定最小単位:総硬度 10mg/l (GH 0.56°dH)
測定総量:約4100mg/l (滴数:約410滴分)

使用方法は以下の図の通りに行います。

使用方法がわかりにくい場合は、以下のリンクのホームページから動画で説明されているのでチェックしてみてください

https://delphis.co.jp/product/prod_riv_test_th.html

でた結果を下のと見比べて測定しましょう。

こういった計測はとても大事です。
魚や水草が調子の悪い際、通常の値を知っておけば何が原因なのかがわかりやすいので、すぐに対処がでます。
手遅れになる前に、日常から水質を知っておきましょう。

今回はここまで‼
次回は「CH」編‼
お楽しみに~