Home / インター店ブログ / インター器具ブログ / 繁殖レポート:ヒメツメガエル編
11月 29, 2022

繁殖レポート:ヒメツメガエル編

Posted in : インター器具ブログ, インター店ブログ, インター熱帯魚ブログ on by : インター店 器具コーナー

どもどもど~も!ワタナベです!

今回は店内の販売水槽から新たな命が生まれたお話です。

ミドリフグ下段の地味な水槽ですが、ここが今回の舞台です。

ここで販売しているのがコチラ!ヒメツメガエルです。

画像はヒメツメガエルの色彩変異のホワイトタイプです。

ヒメツメガエルHymenochirus boettgeri)はコンゴツメガエルとも呼ばれるアフリカ産のカエルで、一生を水中で過ごすカエルです。

ヒメの名前の通り小型で3㎝ほどにしかなりません。

単にアフリカツメガエルと呼ばれるゼノパス(Xenopus laevis)とは属レベルで違います。

古くから親しまれている種で、生活圏が水中ということもあり、熱帯魚と混泳できるカエルです。

産まれたばかりの小さな魚だと食べられてしまいますが、口に入る魚でなければ混泳も可能です。

さらにスネール除去役としても一役かってくれます。

基本は隠れていて静かな水槽なんですが・・・

水面を見ると・・・

沢山の卵塊が!!

塊ではなく、お互い粘着力で固まっているような感じです。

とりあえず他のケースに入れて様子をみました。

一週間もたたずに孵化しました!

店内は温かいこともあり、すごい早い発生でした!

カエルの卵が研究で使われている理由がよく分かりますね。

中ではオタマが動いていたり、日に日に姿が変わっていく姿は見ていて面白いです。

オタマジャクシといってもヒメツメガエルのオタマは変わっています!

体型も変わっていますが、とにかくよく良く泳ぎます。

魚のような雰囲気がありますね。

良く見ると尾びれの先端だけを細かく動かし推進力を得ています。

食性も変わっており、普通のオタマを飼うような人工の餌を食べるという感覚はありません。

グリーンウォーターにして、インフゾリアを沸かします。

最初の給餌が一番の難関でした。

本当に食べているのか分からず、日に日に数が少なくなっていきました。

飼育している方は多いものの、あまり殖やしている方を聞かないにはこういう事なんだと思います。

東南アジアのように勝手に育っている環境がうらやましいです。

ブラインを食べれるようになってからは順調そのもの!

どんどん大きくなっていきました!

一ヶ月ほど経ってようやく脚が生えてきました。

ここからどんどんカエル化することを考えるとわくわくしますね!

皆さんもぜひチャレンジしてみてください!

あなたのアクアリウムがより豊かになれば幸いです。
ご来店お待ちしております。