4月 26, 2022

~実生の不思議~

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どもどもど~も!ワタナベです!

今回はレジ前のハオルチアコーナーからのご紹介です。

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ハオルチアはじめました!

2ヶ月ほど経過して、だいぶ大きくなってきました。

品種ごとの特徴もより鮮明になりました!

中には根がパンパンに詰まったものも!!

話は変わって、同時期に入荷したこの2株。

ラベルを見ると同じですが、見た目は全くの別物です!

どちらも裏窓がしっかり出ています。

裏窓とは葉裏にも窓を持つことを言います。

最近はこの裏窓をどこまで伸ばせるかがポイントになっています。

裏ツブ窓と流れるような窓。

窓の透明度も違いますね。

なぜこのようなに違いが生まれてくるのか・・・・

その理由はこの2株が交配で作られた種からの株だからです!

このように種から育てた株達のことを実生苗といいます。

親の遺伝をどう受け継ぐかは種一粒、一粒異なります。

同じ株同士で交配したとしても、その子は全て別物!

兄弟でここまで表現が変わってきます。

実際にハオルチアの自生地は荒れ果てた山岳地帯です。

崖の上に根を下した種子は他の個体と交配することなく、そこで独自の進化を続けます。

その一部だけにあるような種も多く存在します。

隣の崖には全く異なったハオルチアがあるなんてこともあるようです。

その結果がこのような多様性を生んでいるんですね。

子株ができたり、葉差しした株は同じ表現となるので良いものが出来れば積極的に殖やすこともできます。

ぜひ、自分の手でオリジナルの株を作ってみてはいかがでしょうか。

あなたのアクアリウムがより豊かになれば幸いです。
ご来店お待ちしております。