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6月 12, 2022

ベタの繁殖に挑戦 春日井熱帯魚

Posted in : 春日井熱帯魚ブログ on by : 春日井店 熱帯魚コーナー

熱帯魚の市橋です。
いよいよベタフェスまであと一週間です。ずいぶんたくさんのベタが集まってきたので店内で繁殖でもさせてみようと思います。

まずは、水槽を準備します(37×16×24㎝のスリム水槽) 必要なものを集めてセッティング。まずは雄を水槽へ。
隔離ケースを付けてメスも導入。とりあえず初日はお見合いをさせながらオスの泡巣の観察して終了。初日からしっかり泡をふいてくれました。

翌日、お見合いさせていたメスを隔離ケースから放しオスと一緒にさせます。
あとは様子を見ながら、卵を産むのを待ちます。

接客の合間に水槽を覗くと、たまたま運よく産卵しているタイミングに遭遇。すかさずシャッターをきりました。

無事狙い通り数時間で産卵成功。水槽を立ち上げてから2日で卵がとれました。
その後、産卵から二、三日で孵化します。今回は30℃設定で二日目で卵の中で稚魚か動きだし、三日目でほとんどの卵がハッチしました。

孵化五日目で泡巣から離れ自由遊泳を始めたので、雄親を取り出し稚魚だけにしました。その後、液体フードの添加を開始しました。ざっと100匹以上は生まれました。

よく、繁殖がうまくいかないという相談を受けますので、自分なりに繁殖させる際に気を付けている事を箇条書きで書いてみようと思います。

・雄は販売水槽でも泡を吹いている個体がいればベスト。吹いていなくても元気で肉付きが良い個体であればOK
・雌は即繁殖に使う場合は抱卵しているふっくらしたお腹の個体を選ぶ(ただし、販売されている個体は若くて抱卵していない場合が多いです)
・水槽は雌雄の距離がとれる様にある程度のサイズ(30㎝以上くらい)のものを選ぶ。水深はそれほどいならい(20㎝以下)
・水温は高めに設定(今回は30℃設定)
・フィルターはまわさない
・泡巣の骨組みになる浮草等の水草を入れる。
・ガラス蓋をする
・土管など雌の隠れ家を作る

・砂利は入れない

・一緒にする前にお見合いさせる

・お見合い中の雌雄行動をよく観察する

・1日2日で卵がとれなければ再度タイミングを仕切り直す

それぞれに役割と理由がありますが、箇条書きにするとこんな感じです。

今回の繁殖はトップブリーダーのペアを使用しました。めすはしっかりしたサイズで抱卵している個体も何匹かいるので、ぜひ繁殖に挑戦してみて下さい。良いペアさえ見つかれば、産卵まではそれほど難しくはないと思います。

コツなどご質問は熱帯魚担当市橋までどうぞ。