2月 20, 2026
【春日井アクア】ゼニタナゴがやって参りました

春日井店トレーサビリティ川魚コーナーの川上です。
ついにやって参りました、久しぶりのゼニタナゴ。

明らかに違う繊細な鱗、ガラス細工のような背鰭。日本のタナゴの中でも特徴的でひと目で他のタナゴとは違うことがわかる美麗種。
・・・今は冬のため色はでておりませんが(笑)
かつては関東以北の広い範囲での生息記録があったとされていますが、今では東北の一部とされており、繁殖の手間もかかることから流通量が少なく、見る・知る機会が減ってしまったタナゴになります。
日本の希少な野生動植物を守る法律、「種の保存法」で、指定された希少野生動植物種は販売・頒布目的の陳列・広告が原則禁止されています が、その中でも商業的な繁殖が可能な種として「特定第一種国内希少野生動植物種」に指定された種については、事前に届出をすることにより、譲渡・引渡しを行うことができます(取引が有償か無償かは問わないとのこと)。
また、特定第二種に指定された場合は、販売や頒布等が規制される形になります。( 調査研究や環境教育等を目的とした捕獲等の行為については規制されません。)
令和7年2月、ゼニタナゴは種の保存法における特定第一種に指定されました。
特定第二種であれば、販売することが不可能になり、この美しいタナゴを拝む機会が0に等しくなるところでした。
養殖により、商業的な流通に対して供給してきた、ブリーダー様、養殖家の方々のおかげで今回販売させていただけることとなりました。
今回のゼニタナゴですが、トレーサビリティ川魚の養殖元でおなじみの
OKフィッシュファーム中村氏
(事業者番号11-1004)
よりいただいております。
中村氏は現在の商業的な流通を養殖で賄えるのではないかと、半自然的な繁殖や・人工授精を含めて、様々な淡水魚の養殖行っておられます。
また、自分たちが楽しんできた分、後世の人たちが魚と親しむ機会を減らさないよう、特定第二種ではなく特定第一種への指定を願って活動されておられます。
縁あって中村氏と取引させていただくことができ、ゼニタナゴの販売をする機会をいただきました。僅かばかりではありますが氏の養殖や活動を応援できたらと思い、販売をさせていただきます。
また、まず知る機会がないと、そもそもその生き物を知らず、知らず知らずのうちに消えていき、消えたことすらも知られないまま絶滅する、それも絶滅危惧問題の1つと思います。日本の魚への興味や知るきっかけになればと思います。
養殖ものの流通についての問題に、放流による国内移入問題が起こり得ます。
国内移入問題については環境省パンフレットをご覧ください。
先日、アマガエルからがん細胞を死滅させる細菌がみつかったと話題になりました。これが実用化できるかはまだわかりませんが、身近な生き物でもそういった可能性を秘めています。
そしてその可能性は、その地域特有の個体群の遺伝子や、特徴からしか得られないかもしれません。国内移入問題は、そういった遺伝子が一元化していき、可能性を潰していく行為にもなり得ます。
話がだいぶ逸れました。今後とも、国内の魚を飼育する機会、魚と触れ合える機会をなくさないよう
放流は絶対におやめください。
また特定第一種のため、譲渡をするにも特定国内種事業の手続きが必要になりますので、ご留意ください。
特定国内種事業 表示5項

ゼニタナゴ
(宮城・OKフィッシュファームブリード)
4~5cmくらいでしょうか、大きくなりはじめたゼニタナゴです。
多種と比較しても、肌や鱗が薄いのかエラが透けて見えやすく、随一の鱗の細かな鱗も相まって繊細な印象のあるゼニタナゴ。ブリードで安心サイズまで育てていただいております。


水槽への順応と餌への良反応もポイント。いくつかのエサを試しておりますがどれも良好な反応を示してくれます。


参考程度になりますが
埼玉養殖魚まつり(去年の11月3日)の様子がこちら。寒くなりはじめて婚姻色が出はじめた頃で、今回入荷した個体を含めた兄弟たちです。

バッチリ婚姻色が出るとこんな感じに!楽しみですね。

↓他現在のストックリスト(すべてブリードになります。)↓
イチモンジタナゴ
(岡山・国内移入・OKフィッシュファームブリード)
婚姻色ものって綺麗に仕上がってまいりました。タナゴ類随一の美形!

ミナミアカヒレタビラ
(石川・OKフィッシュファームブリード)
北陸タイプのミナミアカヒレの若魚たち、婚姻色が出てまいりました。この冷え込んだタイミングから飼い始めるのことで、今年の春~夏で最高に仕上がります。
ミナミアカヒレタビラ
(鳥取・OKフィッシュファームブリード)
人気のため今回こちらも再入荷しております。
山陰タイプのミナミアカヒレの幼魚たち。背びれに黒斑がでるのは山陰タイプの特徴。前回ロットとサイズ差がありますのでお好みをお申し付けください。

カゼトゲタナゴ
(佐賀・熊本、OKフィッシュファームブリード)
婚姻色が出しやすく、丈夫で飼育もしやすいオススメの小型種。ですが現地ではニッポンバラタナゴより見かける機会が減っていると言われています。
残り少数です。

国内種ではありませんが
チョウセンブナ
(OKフィッシュファームブリード)
低水温に強く加温なしでも飼育でき、アナバス(ベタやスネークヘッドなどの近縁種)の仲間のため空気呼吸も可能な強健種。飼い込むと鰭が伸長し美しくなります。

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