5月 13, 2023
トレーサビリティ生体の販売をはじめます
Posted in : 春日井熱帯魚ブログ on by : 春日井店 熱帯魚コーナー タグ: トレーサビリティ
こんばんは、春日井店の川上です
この度、新しい販売方法を試みようと思います
テーマは
持続可能な飼育です
日本の生き物が減少傾向にあることは、ご存じの方が多いと思います。
環境破壊や乱獲などその原因には様々な事柄があります
その一端はペット業界も担っており、観賞魚業界は国内生物の取り扱いを自粛する傾向にあります
しかし、このままでは国内の素晴らしい魚を知ってもらう機会、ひいては魚好きを減らす一方であり、 生き物への敬愛、保護意欲も失われてしまうのではないでしょうか
流通を自粛している理由の1つに、野生で捕獲した個体なのか、養殖された個体なのかがわからないことがあります
この問題の答えの1つとして、トレーサビリティを確立させて、ルーツを辿れる形で販売することで 確実に養殖と言い切れる生体を販売し、 できる限り自然への影響を出さないように販売できないかを試みたいと思います
少しずつ取り組んでいく形になりますが、よろしくお願いいたします
担当させていただきます春日井店の川上です
大学の頃に保護活動、主にタナゴ保全活動に参加させていただいていた経験から担当させていただくことになりました
至らぬ点もあると思いますが、よろしくお願いいたします
この度ご協力いただきますのは、オッケーフィッシュファーム様
オッケーフィッシュファーム様は兼ねてより系統保存を意識した養殖をされており、産地ごとに累代飼育を続けておられます
その技術は凄まじく、1997年に採集した5匹のニッポンバラタナゴから累代を重ね、今でも形が崩れることもなく綺麗にブリードしているほど!
実際にお話させていただきましたが
「値段や希少価値ではなく、その魚自体の価値を後世に残したい」
「この魚を若い人たちが飼えなくなるなんて悲しいじゃないですか」
こんなことを考えてくださるブリーダーは殆どいらっしゃいません
何より魚を大事にする強い信念をもって養殖をされておられます
今回の販売を試みるにあたってのご相談にも快くお答えいただきました
この場を借りて最大限の感謝を申し上げます
この想いをうまく伝えられるよう販売させていただきたいと思います
そんなオッケーフィッシュファーム様の代名詞がタナゴです
今回はオッケーフィッシュ様ブリードのタナゴ4種のトレーサビリティ販売をスタートします
その種類はニッポンバラタナゴ、カゼトゲタナゴ、タナゴ、ゼニタナゴの4種類
トレーサビリティ情報は専用ページを御覧ください
注目は上にも書いたニッポンバラタナゴ、25年以上累代飼育さえているとは思えないクオリティ!
・・・なんですが
今回扱うのは亜成体、少し小さめで、婚姻色が出かかっているくらいの個体です
亜成体は幼魚時代を超えて丈夫になっており、引っ越した環境にも慣れた頃に季節が変わって現れる美しい婚姻色
これを楽しんでいただけたらと思います。色も出始めており、今後が楽しみな個体ばかりです
タナゴに興味はあるけど稀少な魚を飼うのは畏れ多いという方もいらっしゃると思いますが、ぜひ挑戦してほしい、知ってほしい、そして魚好きを増やしたい
この思いで試みる販売になります
ただし、タナゴの問題で考えなければならない最大の問題が放流です
国内での移入問題はタナゴを語るうえで避けては通れません
これに関しては、少しでも問題を減らせるよう啓発をしていきたいと考えております
販売に際して必ず「放流おやめください」チラシを配布します。放流はなぜダメなのかを短いながらまとめたものになります
また、販売するにあたっての質問や注文の受付をweb上のみにしております
https://remix-tro.com/traceability
トレーサビリティ生体の扱いは今のところ私1人が担当しているため、すぐに対応できない場合があること、伝え漏れがないようにしたいため、一度情報を読んで頂き、その上で販売という形を取りたいと考えております
Webページ下部にある注文フォームからの受け付けとなっております
※朝11時にメールをチェック致しますので、お返事はそれ以降になります
また、私がお休みをいただいてる場合、返事が1日以上遅れる場合がございます
申し訳ございませんが、ご容赦ください
書きたいことが多すぎて3倍ぐらいの文章だったのを削っても長文になってしまいました
初の試みのため変更点などもでると思います
また色々お報せしていきますので、よろしくお願いいたします