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11月 24, 2020

Crocodilurus amazonicus 着。遂に幻が現実に!

Posted in : まねーじゃーブログ on by : ペポニ まねーじゃー

衝撃的!遂に陥落、長年待ち焦がれたレアトカゲ最後の砦。

初めてリアルに流通の可能性を感じたのが、25年前に目にしたスリナム業者の ラボでのストック個体の写真。見せられた瞬間、ぶわっと体中の毛穴が開くのを感じた。 しかし、捕れたには捕れたが、サイテスの輸出割り当て枠はゼロ。これが正規で 出ることは決してない、と・・・。

それから次のチャンスは約10年前、フロリダデイトナのEXPOである業者から、 スリナムから間違いなくゲットできる、買うか?と聞かされ一瞬アツくなるが、とこ ろでサイテスは切れるの?と質問すると、サイテス?あれはノンサイテスだろ? と何とも頓珍漢な返事・・・。本当に非該当だと思っていて知らなかったのか、今 思えば、既出の小型種スリナムワニオテユーのことだったのか・・・?

そしてさらに月日が流れ、フェイスブックなどSNSで海外の飼育は画像らしいものを目にするようになり、そろそろ出回るのも近いのか?とも思い始めたが、聞くとやはり輸出枠ゼロの壁。これは難攻不落、無理なのかと諦めかけていた所 に突然の報せ。
なんとあの25年前のブリーダーの下で繁殖に成功。晴れてCB証明が取れたこ とで、枠外での世界初の輸出許可が降りての降臨。
そして実物を目にし、まさに 感涙の極。

南米の水辺に棲む半水棲種で、カイマントカゲが水棲テグーとすると、水棲モニ ターテグー的位置付けのレア種。とは言えモニターテグー自体が出回らなくなって 久しいので近年の愛好家には伝わらないかも。ちなみにモニターテグーと同属 のチリ産の鹿の子テグーことドワーフテグーなども今の爬虫類シーンに再び現れ たら中型で美しく人気になること間違いないのだが、こちらも十数年以上姿を見 ない。ぜひまたお目にかかりたいものだ。現代の日本人愛好家のスキルであれば 飼育下繁殖も可能かも知れない。閑話休題。
配分的に尾が長いとはいえ、アダルトは全長60cm~最大80cmに達する迫力 で、ボリュームはホウセキカナヘビ程か。現時点では幼体斑が特徴的だが、成 熟するに連れて発色する黄色や緑を散りばめたような独特の色合いも楽しみ。 尾と四肢はオレンジに染まる。 半水棲種の共通点なのか、きめ細かな肌質はメルテンスモニターのそれにも似る。

肉食で野生下では魚から哺乳類、昆虫、甲殻類まで様々な動物を食べると聞いていたが、上手く飼うとなるとベストはどうやら違うらしい。環境設定から給餌メニ ューまでが詳細に記された飼育繁殖の詳細なケアシートも一緒に届いているので、飼育データの乏しい種だけに、これに準じて管理することに。

クロコダイルテグー
Crocodilurus amazonicus
雌雄も判別可能、2ペアあります。
もちろんサイテスペーパーの許可書の複写もご用意できます。
国内で唯一は元より世界的にも稀有な本種のキーパー、ブリーダーになるぞと言う、我こそはな狂信的で熱狂的な本物のトカゲマニアの方をお待ちしております。