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1月 31, 2013

インター店ペポニのヘビ

Posted in : インターペポニブログ, インター店ブログ, 未分類 on by : リミックス

こんばんは、磯貝です。
1種類のみですが、この場を借りてご紹介させていただきます。

ミドリタマゴヘビ
Dasypeltis gansi
アフリカに広く分布するタマゴヘビの1種、最近になって少数だけが流通したミドリタマゴヘビのご紹介です。
タマゴヘビとは名にある通り卵を専食する極めて異質なヘビです。
生きている獲物をしとめ牙を用いる食生活か、抵抗力のない卵のうちに餌としてしまうか、
タマゴヘビの祖先は過酷な生存競争を生き抜く為に後者を選んだのでしょう。
身体の構造を見てもタマゴヘビならでは。
頭より何倍もの大きさの卵を飲む為、開口時に広がるよう口元が裂け目のようにあり、
飲み込む時に障害になる牙が無くなりました。
卵が通うため皮膚は柔軟性を持ち、食道には卵の殻を割る為の骨による突起があります。
包み込むように飲んだ卵はのどを経て、そこに突き出した骨突起により割られます。
卵は中身だけがその先へ、殻は来た道を戻り収縮されて口から吐き出されます。
流動体である卵の中身は消化も早く、飲み込んだ後でも活発に動くことを可能にし、
かつての食後は動けないというヘビの概念をぶち壊しました。


もう1つの驚くべき事実が、野生化では卵を捕食できる期間が限られているということです。
そもそもタマゴヘビが餌としているのは鳥類の卵であり、その鳥類が産卵する時期にのみ捕食活動を行えます。
日数にして約60日、たった2ヶ月の間にタマゴヘビは1年分の栄養を蓄えなければなりません。
ここで発揮されるのが食後でも活発に動けることで、
1つの巣に複数あるであろう卵を必死に、自らが生きる為に食べつくす事でしょう。
そうして生きる為に進化をすることを止めなかった故に、他のヘビでは真似できない個性が生まれました。
生きた餌をしとめるに伴うリスクが大きいのか、武器である牙を捨て空腹を我慢することのリスクが大きいのかは分かりません。
変わり者、その一言には収まりきらない感動をお楽しみ下さい。




以上になります。
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ではでは♪