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1月 4, 2022

【海水小噺】水質良くても油断大敵

Posted in : インター海水魚ブログ on by : インター店 海水魚コーナー

皆様、明けましておめでとうございます!星野です。

 

新年早々入荷情報欲しいなぁ~って思っている方は多いかと思われますが、当店のようにこんな早くから仕事が始まる所は少ないわけで…💦

問屋さんが動き出すまで、もう少々お待ちくださいm(__)m

 

さて、今回はそんな入荷情報の代わりに、ある現象についてご紹介したいと思います。

初夢ならぬ初悪夢をどうぞ…


年明け一発目の仕事の日。

新しく立ち上げたばかりの展示水槽に目をやると何やら茶色っぽいコケのようなものが。

いや、コケにしては妙に粘っこいし、気泡も付いている。

何より年明け前にはコケは生えていなかった。たった一日で水槽全体に生えるのは早すぎる。

まさかコイツは――

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_人人人人人人_
> DINOS <
 ̄Y^Y^Y^Y^Y ̄

▂▅▇█▓▒░(’ω’)░▒▓█▇▅▂ うわあああああぁぁぁぁぁぁぁ

 

今同じようなものが出てる方、覚悟は良いですか?


さて、軽い脅しをかけたところで、まずDINOS(ダイノス)というものは何かとなりますと

渦鞭毛藻類

になります。

ただ、ダイノスという言葉自体は渦鞭毛藻類の総称になりますので、その仲間のうちの一種が悪さをしているということですね。

渦鞭毛藻類全部悪い奴みたいに勘違いはしないで下さい!ちなみにサンゴと共生している褐虫藻も渦鞭毛藻類です。

 

で、これの何が問題なのか言いますと、頑固で中々消滅しないことに加え、増殖スピードがメチャ速い!

水槽内にちょろっと存在を確認したその次の日には、水槽全域が茶色いネチョネチョまみれということもザラです。(今回の展示水槽もこんな感じです)

【上の画像の引きの図。分かりにくいですが全体的にライブロックが茶色くなってます】

そして、硝酸塩、リン酸塩といったいわゆる栄養塩の量が少ない時に発生すると言われています。

現に写真の展示水槽はリン酸塩は多少あるものの、硝酸塩は完全にゼロになっています。

折角時間をかけてコケのリスクを減らしても、別の問題が付きまとうとは難儀です…😖

 

実は過去に別の展示水槽でもダイノスが出てきたことがありまして、その時は目立たなくなるまで2ヶ月位かかりました。

というのも、ダイノスの対処法ってなかなか確立されていないようで、現にネットで調べてみるといろんな方法が出てきますが、サイトごとでやるべき事とやるべきじゃない事がごっちゃになっていて、自分で試してみないと効果が分からない!って状況でした。

なので、手探りで色々試してみた中で一番危険性が少なくてそれなりに効果があった方法を一つご紹介したいと思います。

↑それがこれです。

小さい隔離ケースに海藻を詰めているのですが、実はリフジウムをやっているわけではないんです。

この海藻をこうして…

こうすると…

プラケースの中に細かい物体がたくさん残りました!

実はこれらはただのゴミじゃなくて、沢山の動物プランクトンだったりします。

矢印を付けたのは写真でも判別できる大きさの物だけですが、ただの点にしか見えないものも結構動いていたので、写真の範囲だけでも100匹以上は動物プランクトンがいました!

このプランクトンたちがダイノスを食べてくれたり、ダイノスの生活圏を奪ってくれるので抑制につながるということですね♪

 

そんなこんなで地道に動物プランクトンの力を借りてダイノスを対処できたのですが、それはあくまで終わった話。

現在進行形で別の展示水槽がやられてるわけです😥

同じ手を使ってもいいけど時間かかるしなぁ~

 

と、ちょっと面倒臭がっていたのですが、こんな商品がありました。

FAUNA MARINから出ているDINO Xです。

説明を見てみると――ふむふむ。サンゴが入ったままでも使えるし良さそう。

ということで、今回のダイノスはこいつを使って処理してみたいと思います。

これから使うので結果が出るまでしばしお待ちをm(__)m

 


今回はダイノスの体験談を書かせてもらいましたが、水槽内で起こるアクシデント的なネタはまだまだ沢山あるので時間が空いた時にでもまた上げようかと思います♪

 

もうちょっとしたらまたいつも通りに入荷情報のブログも上げられると思いますので、ぜひそちらもお願いします。

ちなみに今日から全店舗通常営業しておりますので皆様ぜひぜひお越しくださいませ!