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10月 6, 2012

◆◆サイテス関連ナニゲにびっくり情報◆◆

Posted in : まねーじゃーブログ, 未分類 on by : リミックス


前回の締約国会議ではタイセイヨウクロマグロのサイテスⅠ入り否決がニュースとなり
世間の話題となりましたが、来春2013年3月3日から14日までタイのバンコクで
開催される第16回の会議では、多くの爬虫両生類がノミネートされるようです。
特に世界的な風潮としてカメ類が取り沙汰される模様・・・。

●付属書Ⅱ⇒付属書Ⅰ類へ昇格への提案
ビルマホシガメ Geochelone platynota
オオアタマガメ属全種 Platysternon spp.
マコードナガクビガメ Chelodina mccordi
モエギハコガメ Cuora galbinifrons
アンナンガメ Mauremys annamensis

●非該当⇒付属書Ⅱ類該当への提案
ニュージーランドミドリヤモリ属全種 Naultinus spp.
中国産の極美毒蛇、マンシャンパイソンバイパー Protobothrops(Trimeresurus)mangshanensis
カエルでは、エクアドル産のヤドク、Epipedobates machalilla

既に付属書Ⅰ該当している種を除く下記のスッポン科
アメリカスッポン属 Apalone spp.
フタスジスッポン属 Cyclanorbis spp.
フタスッポン属 Cycloderma spp.
スッポン属 Trionyx spp.
キョクトウスッポン(ニホンスッポン) Pelodiscus sinensis
メソポタミアハナスッポン Rafetus euphraticus

*アメリカヤマガメ属全種 Rhinoclemmys spp.
ネンリンヤマガメ R. annulata
ミゾヤマガメ R.s areolata
カンムリヤマガメ R. diademata
ハラスジヤマガメ R. funerea
クロムネヤマガメ R.s melanosterna
ハナトガリヤマガメ R. nasta
アカスジヤマガメ R. pulcherrima
アシポチヤマガメR. punctularia
ルビダヤマガメR. rubida

*チチュウカイイシガメ属 Mauremys spp.
カスピイシガメ Mauremys caspica
チチュウカイイシガメ M. leprosa
ギリシャイシガメ M. rivulata
クサガメ M. reevesii  M. sinensis
(注)
オオアタマクサガメ M. megalocephala
(注)
イバーソニーイシガメ M. iversoni
(注)
プリチャードイシガメ M. pritchardi
(注)

ハナガメ Ocadia glyphistoma
ダイダイハナガメ Ocadia philippen
i(注)
ナガレメイシガメ Sacalia pseudocellata
(注)
リュウキュウヤマガメ Geoemyda japonica

キボシイシガメ Clemmys guttata
ブランディングガメ Emydoidea blandingii
ダイヤモンドバックテラピン Malaclemys terrapin

●付属書Ⅰ類該当⇒付属書Ⅱ類へ降格への提案
イリエワニ Crocodylus porosus タイの個体群
シャムワニ Crocodylus siamensis タイの個体群
アメリカワニ Crocodylus acutus コロンビアの個体群

(注):現在分類学上ではシノニム、もしくは交雑個体として
抹消されている種も全て含むようです。抜け道のないように
その辺のカメ全部!ってことでしょう・・・。

【重要】決定ではありません。あくまでも議案です。
会議の結果次第で提案が取り下げられる場合も
よくあることですのでご注意 ください!!

もし可決されれば、ビルホシ、オオアタマガメなど飼育者が多い種が気になります・・・。
Ⅰ類該当種となれば日本国内の種の保存法適用となるため所有権を変更する場合は
事前に登録が必要となります。

あとは、これまた人気の北米産3種のミズガメ。アメリカ産のⅡ類はサイテス許可が事実上
まず降りませんが、ブリーダーの間で人気も高く国内で割とよく殖やされてもおり、
国内CBの重要性が高まるでしょう。

どれかしらが可決された場合、可決されてから条約の施行までが90日ですので、
来年2013年6月中旬からとなります。

人気種、飼育者が多い種がノミネート対象となっているため、良くも悪くも今後の動向から目が離せませんね!