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9月 16, 2011

リミックス海水魚講座~クマノミ編~

Posted in : みなと海水魚ブログ, 未分類 on by : リミックス

突然ですが、今日は僕の大好きな【クマノミ】について少し話をしたいと思います。

今や知る人ぞ知る『ニモ』。
正式名称  カクレクマノミ
学名  Amphiprion ocellaris(アミフィリオン オセラリス)
英名  FALSE CLOWN ANEMONEFISH

オレンジ色の体色にまるで白いパンツを履いた様な柄を持った魚。
顔はとても愛くるしい顔をしています。可愛らしく見えるのはおそらく目が前の方に
ついてるからじゃないかと思います。

更にはイソギンチャクをベッドの様にフワフワと泳ぐ様は見る物を魅了します。
英名のCLOWNは道化者を意味し、ヒレをパタパタと泳ぐ様を見事に表現しています。

今の海水魚ブームを作ってくれた火付け役となっています。
クマノミがイソギンチャクと戯れるのを見たいが為に海水魚飼育を始めた方もきっと多いはず。

更に人気が出たのはこの魚が飼育にあたってそこまで難しい種類ではなかったと言う事も
人気が出た要因ではないかと思われます。飼育にあたってはそこまで難しい設備は必要なく、
ある程度の設備でも飼育は可能です。

また、この魚の特徴として興味深いのは、オスからメスへと【性転換】すると言う点。
生まれた時は全てオスとして生まれます。そのオスの中で一番強いオスがメスへと性転換します。
そして、その後少し体が大きくなります。そうして、少し体格差のついた2匹が寄り添って泳ぐ
様になります。と言う事で、クマノミ類が仲良く泳いでいた場合、大きい方がメス、小さい方がオス
となります。また何処かで見かける機会があればそう思って見てみて下さい。大抵、大きい方の
メスが主導権を握っているはずです・・・人間と同じ?(^_^メ)

イソギンチャクとの共生に憧れて飼育を始める方も多いのですが、
実際にはイソギンチャクがなくても飼えちゃいます。

クマノミの飼育にあたっての注意点は、この魚実は肌が非常に敏感な肌をしています。
その為、購入時に肌が傷んでいる物を購入してしまうと直ぐに弱ってしまう事があります。

では、どの様な事に気を付けるかと言うと、
・ヒレをしっかり伸ばして元気良く泳いでいる
・水槽の隅にいる物などは購入を控える
・ヒレ、体などになにか付いていないか

などがあげられます。
クマノミが良くかかってしまう特有の病気があります。【トリコディナ】と言う病気で、
症状としては全身に白い膜が張った様な感じになり、体全体で泳ぐ様な仕草を見せます。
この病気は進行が早く発見が遅れるとなかなか治り難いところがある為、注意が必要です。

クマノミは海外から輸入される事も多いのですが、現地での網での採集時による網との擦れや、
輸送時のストレスから輸入物は調子が悪い物が多かったですが、近年では調子の悪い物を
あまり見かけなくなりました。

また、更に調子良い物をゲットするなら国内物がオススメです。やはり採集時や輸送のストレスが
少なくコンディションが良い物が多いです。また、沖縄の方の物は体色がキレイなオレンジ色を
しており人気も高いです、

尚、最近では国内・海外問わずブリード物のクマノミも多く出回っており、
調子の良い物が入手し易くなりました。

突然でしたが、【クマノミ】についての簡単な説明をさせて頂きました。
『ニモ』が映画になってからもう何年も経っていますが、未だにかなりの人気を
誇っています。見ていても飽きないと言うのが根強い人気なのだと感じています。

皆さんが『ニモが飼いたい』と思われた時に皆様のお力になれる様、
Remix海水魚スタッフが一から飼育方法をご説明させて頂きたいと思っております。
その時は是非ともお気軽に御相談下さいませm(__)m